アジア・フリーク(Asia Freak)

タイを中心にアジア探索の記録

部屋がア〜スィアン(ASEAN)、驚きの展開

2018年4月25日(水曜日)

  ベトナムの正月テト(Tết)が終わり、3月、ベトナム3人が、のんびりとバンコクに出稼ぎに戻ってきた。犬・鳥・魚の世話、炊事洗濯、家事、家賃光熱費の負担をする条件で、ウチの部屋に住んでいる。

  そして、1月以来、バンコクで働きたいと言っていたクメールたちが、タイ、カンボジアの正月ソンクラーン(สงกรานต์)を終えて、4月の今日、パタヤからやってきて、ウチに居候することになった。

  クメールは、2人の予定が、急遽1人増えた。バンコクにいる親戚のところへ行く予定が、数日延びて、ウチに泊まるらしい。

  更に、たまにウチに遊びに来ていたベトナム1人も、急遽今日から数日間だけ泊まりに来ることになった。

  総勢8人。

  部屋がキツキツ。。。

 

  なんとなく雑多でスローライフなア〜スィアン(ASEAN อาเซียน)な雰囲気。

  今まで、ベトナムだけで複数人、クメールだけで複数人が、ウチに泊まることはあったけど、ベトナムとクメールとの組合せで同居することは無かった。

  ベトナム4人とクメール3人は、年齢もほぼ同じで、温厚な性格。ご近所の愛犬たちが、公園で仲良く戯れるような雰囲気も早速あるので問題無いと思う。

 

  クメールたちは、ウチに着くなり、アープナーム(シャワー)して、すぐに仕事に出かけた。

  一方、ベトナムたちは、一人は真面目に出勤したけど、布団被って寝ているグータラ者(QM)もいた。QMは、2012年以来知っている、もともと超天然で、ヘタレの極み。性格はオットリと優しく、違和感なく調和を図ろうとするところがある。去年、やっとできた彼女は、ウチにもチョクチョク泊まりに来ているけど、愛嬌のある良さそうな子だ。

  クメールたちは、素直で勤勉。

  ベトナム(北中部の農村貧困エリア出身)たちは、総じて、グータラのヘタレ。

  去年、QMは、職場のクメールから金を借りて、グータラで金を返済するのも呑気に構えていたら、クメールに酷く怒られて、頭を軽くカチ割られて帰ってきたことがある。

  職場の社長から、

「何か揉め事があったみたいだから、これを渡してやってくれ」

  といわれて、湿布を渡された。

  状況が分からず、ウチに戻ると、いつも呑気な顔してるQMが、若干涙目な様子だった。

  確かに、頭から出血していたけど、病院には行かないと言い張って、ウチで安静にしていた。翌日には、出勤もせず、呑気にサッカーをしにいっていた。

  頭カチ割られても、真面目に出勤して返済する発想を持つことはなく、翌日には呑気にサッカーしに出かける。ヘタレの極みではあるけど、Stress-Freeなスローライフで元気に生きている。

  ヘタレなベトナムたちも、これから、勤勉なクメールたちと生活を共にして、お互い、何か良い成長があることを望む。

 

P.S.

  しかし、急遽来たベトナム1人は、数日間だけということだったけど、数日間というのは口実で、実態は、期限無しに居座るというのは、常套手段。

  最近、平穏な生活だったので、数日間というのが口実ではないか、などと疑うこともしなかった。まぁ、悪い子ではないから警戒もしなかったし。

  この子の双子の兄は、昨年5月18日、タイのテレビニュースでも報道されたけど、チャオプラヤー川に流れ込む川幅のある用水路付近で彼女と口論して、朝方、川で水死。以来約1年が経つ。

  双子の兄弟とも、無垢な天然で、タイに来たての2年前(2016年)、ウチにもよく来ていた。弟の方も、最近は元気なようで、心配もしていたので、ウチに泊まることは別に問題はなかった。

 

  急に人が増えたので、寝る場所が狭い。数日間はクメールたちと寝床を共有するしかない。

  ベトナムは清潔感が無いので、一時的にでも近くで寝るのは嫌だし、川の字で添い寝なんて無理。QMは呑気な寝言が多いし。

  早くソファーベッドを手配しようと思う。

 

2018年4月26日(木曜日)

  クメールたちは、バンコクに着くなり、友達の働いているところへ出勤した。

  帰宅した彼らに、状況をきくと、あまり景気がよくないとの返答だった。

 

  26日、私が仕事に出ていると連絡が来た。

バンコクを出て、パタヤに向かっている」と。

  訊くと、バンコクは景気が悪いので、やはりパタヤへ戻るとのこと。

  一日だけでは景気の良し悪しなど分からないはずだけど、そもそもバンコクの忙しい雰囲気は好きではないと言っていたから、やはりパタヤの開放感あるのんびりした環境が良かったんだと思う。

  クメールたちには、まずは様子を見に来てから決めたら?と話してはいたけど、結局、「明日、バンコクへ行く」と前日に連絡があって、来てしまった。

  本当に職場の景気が悪かっただけなのか、何か不都合なことがあったのかは分からないけど、翌日にパタヤへトンボ帰りするとは、決断が早いというか、無駄足踏んだというか。。。

  とにかく、こちらも急いで追加のソファーベッドを買わなくて良かった。

 

  P.S.

2018年4月28日(土曜日)

  ベトナムの双子の弟は、案の定、暫く居座るようだ。

  月末なので、しっかり家賃+光熱費はいただく。