アジア・フリーク(Asia Freak)

タイを中心にアジア探索の記録

市民を食いものにする悪徳マフィア警察

発生日付:2014年12月9日(火曜日)
発生時間:午前中
発生場所:バンコク都バーンラック地区サトーン

被害者本人から聞いた話し。

【事例】

幅5m程の細い路地で、人通りの無い時間帯。
二人の警官が現れ、腕を少々乱暴に掴んで、パスポートの提示を求めてきた。

目的は、麻薬や銃の不法所持を取締まることだという。

当然、麻薬も銃も所持していない。

偽警察の可能性もあるので、一体いきなり何なのかと、やや抵抗すると、背負っていた鞄(リュック)を取って勝手に持ち物検査を始めた。
知り合いのタイ人に対応してもらおうと、電話を掛けようとすると、阻止された。

パスポートは、コピーしか持ち歩いていないというと、警察は「幾ら出せるのか?」と聞いてきた。

隙を見て、社会的地位のあるタイ人に電話をし、警察と話しをしてもらうと、乱暴に突き放すように「もう行け!」という対応をされた。

警察に対応したタイ人によれば、典型的な「マフィア警察」ということだ。

 


【コメント】

タイでは、こういった公権力を利用した市民や観光客への被害が相次いでいる。

また、外国人旅行者は、外出時にパスポートを携帯する必要はないことを、先日、The Thai Royal Policeは、改めてアナウンスした。
必要であれば、のちほどパスポートを提示する対応も可能とのこと。

 

参考

December 17, 2014

www.stickboybangkok.com


こういう状況に陥った時、適切で効果ある対応は何なのか、現実に起きうることとして、事前に十分なシミュレーションや、心構え、被害に遭いにくい行動や環境作りが必要だと思う。

警察署で堂々と話しをしましょう、と言い張る、
もしくは、上層部の警察長官の氏名くらいは覚えておいたり、
間接的にでも、上位の警察、公権力者との人間関係を構築しておくことが、せめてもの対応なのだろうか。