ロヒンギャ危機 国連は見て見ぬふりをしたのか
メディア、国連、政府、当事者のロヒンギャ、過激派仏教徒、すべての情報の真偽が不明。
「犬のように殺してしまえ」という価値観が、ミャンマー人社会に自然とあるなら、野蛮な道徳観だと思う。
中国は古代から築いてきた道徳と哲学を捨てて共産主義のもと、国民の人間性が欲望の奴隷となって崩壊しつつある。
ミャンマーも多様性とそれぞれの人間の可能性を活かそうとする仏教の根幹を見失って狂っている。
佐藤優が言っていたように、世界宗教の助けを借りて、国民性を建て直すという発想が、現実的に思えてくる。
そもそも、異質な存在を殺すことを、第一に推奨している世界宗教は無い。
イスラームにしても、限定的な条件付きで、自己防衛を認めているだけで、同時に、捕らえた敵を解き放つことも認めている。
19世紀、20世紀は、各国政治の対立。
21世紀は、各国政治が連携、統合を進めてボーダレス化し、経済や価値観が対立、そして転換期を迎えている。
政治、経済、環境問題、学問など、世界史の流れは、対立し殺し合う段階から、連携して差異を乗り越え、新たな価値観を共有して難を乗り越える段階に進んでいるようにみえる。