Prime NEWS 20161216
ソリューション(問題解決)能力の高い、良いディスカッションだと思う。
現実(歴史的経緯)、当事者の状況を考慮した上で、筋を通して解決を図るのが交渉だ。
「将来、こうなるだろう」という単なる予測ではなく、
「◯◯したいから、□□という段取り(ステップ、筋道)が、選択肢としてある」という提言にもなっている。
提言が現実的に筋が通っているなら、現実にその提言通り進む可能性が高いから、結果として、「予測(提言)」が当たる可能性も高い。
ほかの批判的な評論家は、個人的な願い(思想、心情、イデオロギー)を基準に、語っているだけで、現実的に当事者同士が合意できるという交渉(ソリューション)能力に欠けた発言が多いのが特徴。
また、何かを成すには、より多くの人が納得し利益を得る理想と、実現しようという熱意が必要。
鈴木宗男さんの発言には、政治家として不可欠な熱意がある。
佐藤優さんの発言は、当事者同士が受け入れ可能な筋道の通った提言力(ソリューション力)がある。
山内昌之さんの発言は、学問的に裏打ちされた客観性がある。
中傷合戦になりがちな巷の討論番組とはレベルが違う、良いディスカッションだと思う。