Bánh Tráng Mè Đen(ベトナムの黒ゴマ煎餅)
Bánh Đa Mè Đen
または Bánh Tráng Mè Đen
(ベトナムのゴマ煎餅)
(写真は、Hà TĩnhのThiên Cầm、ビーチ沿いの食堂;2014年4月)
- Bánh(バイン):練り物やこねて作るもの
- Bánh Đa(バインダー)またはBánh Tráng(バインチャン):米粉を練って円盤状にしたRice Paper ※ベトナムの生春巻きを包む薄皮もBánh Trángという。
- Mè(メー):胡麻
- Đen(デン):黒
米粉を原料に、フライパンで焼き揚げて膨らましたベトナムの煎餅。
触感は、日本の醤油煎餅に近く、パリパリとしている。
味は、醤油などを塗っているわけではないので質素なものの、胡麻の風味が効いた焼き餅のようで美味しい。
★レシピ
★Bánh Trángの種類
ベトナムのHà Tĩnh出身者たちが、自信をもって言い張るのは、Hà TĩnhのBánh Tráng Mè Đenは、ほかの地域より大きくて、黒胡麻がたくさん入っていることらしい。
ただ、ネットで調べる限り、大きさも、胡麻の量も、どの地域でも大差は見当たらない。
2014年4月、初めてベトナムを訪れて以来、このBánh Trángは気に入っている。
バンコクでも、ベトナムから戻ってくる人たちにBánh Trángをもらうことが、たびたびあった。
2016年12月9日(金曜日)
夜、L.HùngがBánh Trángをもってやって来た。
数か月ベトナムに戻っていて、バンコクへの戻りはベトナムのテト後かもと言っていたQ.Manhが、12月8日にベトナムを出てバンコクへ戻ることになったと聞いて、Bánh Trángを頼んだ。
ベトナムたちは、ベトナムへ帰る前、残る仲間と夜通し酒を交わし、ベトナムから戻ると、また夜通し酒を交わす。誕生日だなんだって、何かしら毎日酒を飲んでいる奴もいつようだ。
例の如く、Q.Manhがベトナムから戻ったので、飲み会に参加したL.Hùngが、Bánh Trángを受け取って持ってきた。
1枚15バーツ程らしく、20枚いただいた。
お代を払おうとしたけど、要らないといって受け取らなかった。
10日(土曜)の朝方5時、L.HùngとQ.Manhが2人でやってきた。既に浴びるように呑んだ後らしく、何するわけでもなく、すぐにソファーで寝付いた。
Q.Manhとは、2012年依頼の付き合いで、ベトナムたちの中でも最も長い付き合いの一人。性格はかなり天然で、見た目は小綺麗だが、私から見ると、清潔ではない。
この日もやってくれた。。。
Q.Manhが寝ていたソファーに座ると、なんだか濡れた感触がある。そして、ベランダではパスポートの顔写真ページを開いて日干しにしていた。
ソファーが濡れてる、というと、直接的で可哀そうかと思った。
ソファーの湿りとパスポートに関係があるだろうと思い、
『パスポートどうしたの?』と訊くと、
『ビールをズボンにこぼしてパスポートが濡れちゃったから乾かしてる』と。。。。
ソファーの湿りは、ビールか、、、。
耳を疑う。信じたくないけど、こんな普通の脈絡で冗談を言う子ではない。
水でズボンのビールを薄めてきたのかは分からない(期待できない)が、ソファーには多少なりともビールが染み込んでるのだろうか(現実には染み込んでると考えるべき)。。。。
多くのベトナムたちは、ネズミやゴキブリが這ってる地べたに座り込んで飲み食いするのも平気。Q.Manhも例外ではない。
既に濡れて何時間も経っているので、あれこれネガティブなことは考えず、アルコールを吹きかけて、扇風機で数時間乾かした。幸い、虫が湧いたり、臭うことは、今のところない。
Q.Manhは、性格は天然で人懐こく、盗みや喧嘩をすることもない。ただ、このだらしない不潔なところがどうにかならないものか。