アジア・フリーク(Asia Freak)

タイを中心にアジア探索の記録

【在タイ国日本大使館】反政府系集会開催に伴う注意喚起

タイ(チェンマイ総領事館管轄区域を除く)にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在タイ日本国大使館

 インターネット上の情報によると,反政府系民主主義グループが,10月31日(水)9時30分~10時30分に,チャトゥチャック区にあるタイラット新聞社(Thairath Newspaper)付近の歩道橋に集結して献花をするとの情報があり,同日17時~22時30分には,「10月14日事件記念塔」(民主記念塔付近)で政治集会が実施される模様です。
 在留邦人および旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,可能な限り政治集会には近づかない等,安全確保に十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8500,696-3000
 FAX :(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
              (ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)
------------------------------------------------------------------------------------------------------
◎在留届を提出されている方は,記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等),または帰国・転出等があれば必ずお知らせください。
◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録(「たびレジ」)を,ぜひ活用してください。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。
・たびレジ:http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
・たびレジ簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete/


◎緊急事態が発生した際,携帯電話のショートメッセージサービス(SMS) を利用し, 在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり,返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは,原則タイの国番号(+66)を使用し,メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。
・運用開始について:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_kh.pdf
・よくあるご質問:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_qa.pdf

【タイ語】骨が折れる仕事

หิน

hǐn

ヒン

①石

石のように重い=凄く大変

 

⭕分析

 「หิน hǐn 石」という語を「石のように重い=凄く大変」という比喩的な意味で使われる。「仕事がきつい」という場合、「หนัก nàg 重い」という直接的な表現もある。

 

⭕例

มัน เป็น งาน ที่ หิน จริงๆ

man pen ŋaan thîi hǐn jiŋjiŋ

マン・ぺン・がーン・ティー・ヒン・ぢんぢん

それ・(名詞を伴って状態を表す)・仕事・(関係詞)~のところの・石のようにきつい・本当に

→ それは本当に骨が折れる仕事だ。

【タイ語】全然~なんてことはない

ไม่ 形容詞 อะไร เลย

mâi ... 'arai ləəi

マイ・形容詞・アらイ・ルーイ

 

ไม่ ใช่ 名詞 อะไร เลย

mâi châi ... 'arai ləəi

マイ・チャイ・名詞・アらイ・ルーイ

 

全然(形容詞、名詞)なんてことはない

 

⭕分析

 過去「~だった」と言いたい時は、ไม่ mâi または ไม่ ใช่ mâi châi を ไม่ ได้ mâi dâi とする。

 

⭕例

เขา ไม่ ได้ กล้าหาญ อะไร เลย

khǎo mâi dâi glâahǎay 'arai ləəi

カオ・マイ・ダイ・ぐラーハーン・アらイ・ルーイ

彼・【否定詞】・(得る)・勇敢(名詞)・何・【強意】

→彼は何も勇敢であることを得ず。

→彼は全然勇敢ではなかった。

【タイ語】壊れて機能していない

เสีย

sǐa

スィア

(もの、機械、プログラムが)壊れている

 

ไลน์ เสีย

lai sǐa

LINE(アプリ)・壊れている

→ LINE(アプリ)が壊れてい機能していない

 

 先日、職場の人からこんなメッセージがきた。

ไลน์พี่นกเสียนะคะ กำลังซ่อมมีไรโทรเข้าเบอร์มือถือเลยค่ะ

ノックさんのLINEは機能していませんよ。修理中です。

 

ไลน์ พี่ นก เสีย นะ คะ

lai phîi nóg sǐa ná khá

ライ・ピー・ノっぐ・スィア・ナ・カ

LINE(アプリ)・(年上への敬称)さん・(ニックネーム)ノック・壊れている・~だよ・(女性丁寧語尾)

ノックさんのLINEは機能していませんよ。

 

กำลัง ซ่อม

gamlaŋ sɔ̂ɔm

がムラん・ソーム

現在~している・修理

修理中です。

 

มี ไร โทร เข้า เบอร์ มือถือ เลย ค่ะ

mii rai thoo khâo bəə mʉʉthʉ̌ʉ ləəi khâ

ミー・らイ・トー・カオ・バー・ムートゥー・ルーイ・カ

有る・何・電話する・入る・番号・携帯・(強意)・(女性丁寧語尾)

何かあれば、携帯番号へ電話するようにね。

ไร rai = อะไร 'arai の口語。

เข้า khâo:ここでは副動詞。เข้าは無くても通じる。

 

◆副動詞

仕上げる」の「あげる」、呼びかける」の「かける」、「行ってしまう」の「しまう」など、本来動詞の機能があるものを、補助的に使って、ニュアンスに変化をつける役割がある。

バンコク→プラチンブリ美術館→アランヤプラテート→国境沿いクメール遺跡→バンコク

2018年10月10日(水曜日)

 雨季明けの目安ともなる、2018年のオークパンサー(ออกพรรษา ɔ̀ɔgphansǎa 出安居)は、10月24日(水曜日)。

 10月に入って、雨量が減り、過ごしやすい気温になってきた。

 予定通り、10月下旬の祝日を利用して、バイクでアランヤプラテートまで行き、国境周辺のクメール遺跡などを、バイクで見て回ろうと思う。

 Google Mapsでは、バンコクから250キロほど、直行すれば4時間半と出ている。

f:id:asiafreak55:20181010053319j:plain

 途中、休憩がてらにプラチンブリ美術館に寄るので、6時間は掛かると見ている。

 アランヤプラテートの町に入るまでは、電灯の少ない物静かな道が続くところもあるり、地元のマフィアに絡まれたりするのも怖いので、暗くなる前にはアランヤプラテートに入りたい。

 

2018年10月20日(土曜日)

 10月20日(土曜日)から23日(火曜日)まで4連休。

 まだ雨が降る日があるものの、頻度、雨量は減ってきた。

 雨期明け時期の10月の4連休、バンコクからアランヤプラテートまでの260Kmをバイクで行く計画をしていた。

 そんな貴重な4連休初日の朝、雨。。。

 天気予報を見ると、酷い雨雲がバンコク周辺に2つほどあり、バンコクからアランヤプラテートまで、一帯は雨雲が広がっている。しかも、4連休は全て雷を伴う雨との予報。

f:id:asiafreak55:20181031232835j:plain

 サケオまでの道中、電灯の無い一本道が続く箇所がある。アランヤプラテートに着く前に日が落ちれば、視界も悪くなるし、地元マフィアなどが出ても困るので、雨が降らず、明るいうちに長距離移動できることを願っていた。

 雨雲が消えることを期待できないなら、安全を優先してルンピニ公園からカジノバスで行くしかない。

 午前8時には家を出たかったけど、小雨が降っており、気象情報を確認しても晴れる様子はない。

 このせっかくの機会を逃すのは嫌だった。

 午前9時前、風向きの気象情報を確認していると、バンコクからアランヤプラテート/ポイペトまでの道中、雨雲が無くなり、風向きもうまい具合に、雨雲がルートを避けるように流れ始めた。

  午前9時。これがチャンスと思い、バイクで出発!

f:id:asiafreak55:20181031232836j:plain

 

◆アランヤプラテートへ

 休憩がてらにプラチンブリ美術館を経由し、バンコクからアランヤプラテートまで260Km。

f:id:asiafreak55:20181020112813j:plain バンコクを出るまでに渋滞があり1時間。チャチュンサオ県から304号線に入る。 雨雲が薄く広がっているものの、晴れ間が見えてきた。

 

 

 

 

 

 バーンパコーン川を越え、プラチンブリ県に入る。

 そよ風が気持ち良い、爽やかな晴れ空。

f:id:asiafreak55:20181020120031j:plain

 

◆プラチンブリ美術館

f:id:asiafreak55:20181020125725j:plain

 13時。バンコクから125Km。

 願った通り、雨に降られずプラチンブリ美術館まで着くことができた。

 

 

 

 

 

 入場料を払おうとすると、特別期間で無料だった。

 入館して5分ほどすると、ザーッと凄い雨が降ってきた。

f:id:asiafreak55:20181020130414j:plain

 館内で案内をしている人が暇そうだったので質問すると、あれこれといろいろ教えてくれた。正直、専門的な内容をタイ語で説明され、50%理解できたかどうかというレベル。一生懸命に説明してくれるので、少し長居してしまい、結局、1時間半いて、美術館を出たのは14時半。

f:id:asiafreak55:20181020140356j:plain

 雨は止んでいた。

 最終目的地のアランヤプラテートを目指す。

 

 

 

 

 

 彼方には黒い雨雲かと思っていると、近づくにつれて晴れ間に変わったりと、空模様が刻一刻と変化する。

f:id:asiafreak55:20181020125507j:plainf:id:asiafreak55:20181020143519j:plain

 

◆国境アランヤプラテート

 17時30分。結局、アランヤプラテートまで、4度ほど雨に打たれ、国境に到着。

f:id:asiafreak55:20181020173937j:plain

 日が落ちた頃のアランヤプラテート国境の状況を見るのは初めて。タイへ買い出しや商売に来てカンボジアへ戻る商売人たちやカンボジアへの輸出通関待ち車両が続いている。

f:id:asiafreak55:20181020185317j:plain

f:id:asiafreak55:20181021101134j:plain

 初日、バンコクから、プラチンブリ美術館に寄り、アランヤプラテート国境まで行き、ローンクルア市場をぐるっと回ってホテルまで、計294Kmを走った。

 

 

 

 

 

 ホテルは、国境から意外と距離があり、国境から6Kmほど。ホテルから国境のローンクルア市場まで、電灯が無い区間も多く、歩いて行き来するのは無理だ。

 初めて泊まるアランヤプラテートのホテルは、凄く綺麗で、設備も整っていた。

f:id:asiafreak55:20181020193223j:plain

f:id:asiafreak55:20181020193312j:plainf:id:asiafreak55:20181020193250j:plain

 

2018年10月21日(日曜日)

 ホテルの朝食。アイテム数は多くはないけど、ヘルシーメニューもあり、しっかりしてる。

f:id:asiafreak55:20181021094952j:plainf:id:asiafreak55:20181021094959j:plain

 

◆プラサート・サドック・コック・トム

 観光初日は、メインのプラサート・サドック・コック・トムへ。


 いい天気で、思った以上に日差しが強い。日焼け対策の薄手のジャンパーと手袋をホテルに置いてきたので、この日一日で思いっきり日焼けした。

f:id:asiafreak55:20181021104133j:plain

f:id:asiafreak55:20181021104149j:plain

 

◆プラサート・カオ・ローン

 プラサート・サドック・コック・トムを出て、隣のブリーラム県に近い場所にあるプラサート・カオ・ローンへ。

 畑を横目に、綺麗に舗装された道を行く。バンコクでは見ないような、色鮮やかな鳥が飛び交い、道には小型の蛇がチョロチョロ道を横切っている。

f:id:asiafreak55:20181021112018j:plain

f:id:asiafreak55:20181021121548j:plain

  

◆プラサート・ハン・サーイ

 時間がまだあったので、アランヤプラテートの方へ戻りついでに、プラサート・ハン・サーイへ向かった。

 残念ながら、私有地で柵がされていて見学はできず、見切りをつけて、アランヤプラテート国境のローンクルア市場へ。

 途中、タイ国鉄東部線の最終駅アランヤプラテート駅に立ち寄る。

  

 ローンクルア市場で見つけたベトナム料理店が丁度閉店して食事できなかったので、近くのBig Cへ。

 流石、国境の町。カンボジアのナンバープレートを付けた車やバイクが多く停まっている。

バンテアイ・メアンチェイは、国境を越えたポイペトがある県。東隣はアンコール・ワットがあるシェムリアップ県。

f:id:asiafreak55:20181021180550j:plain

国境を接する都市だけでなく、プノンペンのナンバープレートもある。商業目的で国境を行き交う通行証を持っている人なんだろう。

f:id:asiafreak55:20181021173409j:plain

 Big Cの店内では、カンボジア語の商品案内もあった。

f:id:asiafreak55:20181021173947j:plain

 

f:id:asiafreak55:20181022101917j:plain この日は、バイクのメーター294Kmでスタートし、ホテルに戻った時は475Km。180Kmほどを走った。


 

2018年10月22日(月曜日)

 この日は、アランヤプラテート国境から南側へ。

  

 

  

asiafreak55.hatenablog.com

 

f:id:asiafreak55:20181023090434j:plain この日は、バイクのメーター475Kmでスタートし、ホテルに戻った時は648Km。やはりこの日も180Kmほどを走った。

 

 

2018年10月22日(月曜日)

 最終日。サケオからバンコクへ。

 途中、最後の観光ポイント、プラサート・バーン・ノーイへより、一気にバンコクへ。

 

 途中、雨に降られることもなく、いい天気の中、長いツーリング。

 バンコクに入り、Mega Bangnaを過ぎたあたりで、土砂降り。今回、旅の最後の洗礼で、ずぶ濡れになりながら、帰宅。

09:00 サケオのホテルを出発

10:00 プラサート・バーン・ノーイを出発

15:30 帰宅

 6時間近いツーリングを終え、駐輪場に停めてバイクのメーターを見ると、ピッタリ900Km。バンコクの駐輪場から出て、戻るまで、丁度900Km。

f:id:asiafreak55:20181025215240j:plain

 

 思い切って長距離を行って、普段できないことをし、満足感のある旅だった。

 次は、ミャンマー方面かな。

 

次回、長距離ツーリングへの覚書

  • 半ヘルで、変に酷い日焼けをしたので、次回はフルフェイスのヘルメットか。。
  • 終日外を走るのであれば、必ずグローブを付けて日焼け対策

プラサート・バーン・ノーイ(Prasat Ban Noi)

f:id:asiafreak55:20181023095503j:plain

名称:プラサート・バーン・ノーイ Prasat Ban Noi ปราสาทบ้านน้อย
場所:Sakeo

参考

Prasat Ban Noi - SAKAEO

 

注意

 遺跡までは、幅1mほどの狭い農道(1.6Km)で、

  • 雨季はぬかるみの泥道
  • 辺り一帯、街灯もなく
  • 蛇も出る

 雷雨が予想される時、土が乾燥していないと思われる時、日が暮れかかった時には、危険なので、絶対に行くことは避けるべき。

 野犬は見なかったけど、万が一、野犬がいる場合、特に暗くなると獰猛になる傾向があるので、野犬にも注意が必要。

 

2018年10月23日(火曜日)

 スワンナソーン通り(33号線)沿いに、寺院に向かう入り口がある。

 ここから1.6Km進んだところと案内がある。

ระยะ ทาง ráyá thaaŋ らヤ・ターん:(長さ・道)道のり

1.6 กม. nʉ̀ŋ jùd hòg giiloo meet ヌん・ぢゅっと・ホっぐ・ぎロメーと:1.6 Km

f:id:asiafreak55:20181023094318j:plain

 バンコクへ帰る帰路に寄った最後の観光ポイント。この最後の箇所が最もハラハラした思い出となった。

 事前にGoogle Mapsのサテライト地図を確認してはいたけど、人気が無い、細い、土の農道は、何があるかわからないので、なんだか怖い。

f:id:asiafreak55:20181023094400j:plain

 思った以上に大変な道のりだった。

 幸い、前日は雨が降っていなかったので、農道も乾いていたものの、先へ進むと道幅は3分の2ほどに狭まった。おととい降った雨だろうか、ところどころ、水溜りが道を塞いでおり、非常に滑りやすい泥のぬかるみで、バイクが15㎝ほど沈むところもあった。

 サイズの大きいバイクなら、滑って倒れていたと思う。

 なかなか遺跡らしいものが見えてこないので、間違っていたらどうしようと不安になる。

 人気無い農道で、ぬかるみで転ばないかハラハラしつつ、直径10㎝、長さ3メートルほどの大蛇(?)が行く手を横切っていたのは怖かった。大蛇が農道を横切り、田んぼに入っていったのを見届けて、急いで走り抜けた。

 無事到着。

f:id:asiafreak55:20181023095123j:plain

 遺跡前には案内板。

f:id:asiafreak55:20181023095942j:plain

東側を正面とする、多くのクメール遺跡と同じ構造。

遺跡の東側にはバライがあったらしいけど、今は草が覆い茂っていてよくわからない。

บาราย baaraai バーらーイ:バライ ※Baray;神事用の人工池

 

 人気は無いし、大蛇も見た直後、何が出るか分からない、この遺跡に入るのは薄気味悪かったけど、恐る恐る入ると、びっくりした。

 3人の若い子たちがいた。

 一瞬、警戒したけど、何やら話しかけてきた。

私はバンコクの大学で考古学を専攻していて、この遺跡を訪れる人に案内をしている。何か知りたいことがあれば聞いてほしい。』と。

 思いがけないことに、申し訳ないけど、警戒心が消えない。

 続けて、話しかけてきた。

この場所は、薄気味悪くて、お化けでも出そうで怖い。

 一応、話しに付き合って、

今さっき、大蛇を見たよ。』というと。

 更に怯えたように、

どこで?』『大きさは??』『色は???』と訊いてくる。

すぐそこの農道。直径10㎝くらい、この木ぐらい、色は銀色』と言って、目の前に垂れ下がる木を指さした。

f:id:asiafreak55:20181023095309j:plain

  おそらく、考古学を先行して勉強のため遺跡案内をしているのは、この怯えている子だけで、ほかの二人は特に何もする気がないようなので、付き添いなんだと思う。

 大蛇の話を聞いて、早速ほかの二人に蛇が出たらしい、と話していた。

 この遺跡までの道は、幅1メートルほどの農道。雨が降った後は泥のぬかるみ。大勢の観光客が入れるよう整備はされていない。

 確かに、畑を2キロ近くも入った人気の無い、もの寂しいところで、終日、来るかも分からない観光客を独りで待つなんで、精神的に持たないと思う。雷雨の日には、暗がりで雨に打たれながら、じっとしているなんて、本当に怖いと思う。

 軽く話をして、早速、遺跡見学。

 草が覆い茂ってるので、遺跡の中には入らず、足元の安全が確認できるところから見学。

 

東側入り口

f:id:asiafreak55:20181023095616j:plain

東側入り口の北東側にある、ラテライト石の階段が四方に設置されているバライ。

バライの脇で鼻ほじってるのは、付き添いと思われる一人。

f:id:asiafreak55:20181023095519j:plain

 一通り見て帰ろうとすると、専門の子が、何も聞きたいことはないのか、と話しかけてきた。

 未だ警戒心が残っていたので、特に大丈夫、と言って去ってきた。

 警戒心だけでなく、遺跡の説明となると、どうしてもタイ語で専門的な話しになるので、50%理解できるかどうか。作られた年代、構造、意義、今後の修復計画、学校を出た後どうするのか、など訊きたいことはあったけど、遠慮の気持ちもあった。

 

 泥道を戻って、バンコクへ!

f:id:asiafreak55:20181023100113j:plain

 無事、33号線に出て、しばらく走った後、若い3人のことを再度冷静になって考えた。

 あんなところで頑張っている若い人たちに、手元に持っていたポテトチップス(Family Pack)を差し入れしてあげて、もう少し話しを付き合ってあげてもよかったと後悔。

 まだ雨季が完全に開けない時期、数少ないだろう観光客に説明する機会もなく、少し気を落としていたようにも見えた。

 ただ、あの大蛇の泥道を戻るのも大変なので、申し訳なかったけど、今後は、もう少し臨機応変に見極めて対応できるように心掛けたい。