バンコク→プラチンブリ美術館→アランヤプラテート→国境沿いクメール遺跡→バンコク
2018年10月10日(水曜日)
雨季明けの目安ともなる、2018年のオークパンサー(ออกพรรษา ɔ̀ɔgphansǎa 出安居)は、10月24日(水曜日)。
10月に入って、雨量が減り、過ごしやすい気温になってきた。
予定通り、10月下旬の祝日を利用して、バイクでアランヤプラテートまで行き、国境周辺のクメール遺跡などを、バイクで見て回ろうと思う。
Google Mapsでは、バンコクから250キロほど、直行すれば4時間半と出ている。
途中、休憩がてらにプラチンブリ美術館に寄るので、6時間は掛かると見ている。
アランヤプラテートの町に入るまでは、電灯の少ない物静かな道が続くところもあるり、地元のマフィアに絡まれたりするのも怖いので、暗くなる前にはアランヤプラテートに入りたい。
2018年10月20日(土曜日)
10月20日(土曜日)から23日(火曜日)まで4連休。
まだ雨が降る日があるものの、頻度、雨量は減ってきた。
雨期明け時期の10月の4連休、バンコクからアランヤプラテートまでの260Kmをバイクで行く計画をしていた。
そんな貴重な4連休初日の朝、雨。。。
天気予報を見ると、酷い雨雲がバンコク周辺に2つほどあり、バンコクからアランヤプラテートまで、一帯は雨雲が広がっている。しかも、4連休は全て雷を伴う雨との予報。
サケオまでの道中、電灯の無い一本道が続く箇所がある。アランヤプラテートに着く前に日が落ちれば、視界も悪くなるし、地元マフィアなどが出ても困るので、雨が降らず、明るいうちに長距離移動できることを願っていた。
雨雲が消えることを期待できないなら、安全を優先してルンピニ公園からカジノバスで行くしかない。
午前8時には家を出たかったけど、小雨が降っており、気象情報を確認しても晴れる様子はない。
このせっかくの機会を逃すのは嫌だった。
午前9時前、風向きの気象情報を確認していると、バンコクからアランヤプラテート/ポイペトまでの道中、雨雲が無くなり、風向きもうまい具合に、雨雲がルートを避けるように流れ始めた。
午前9時。これがチャンスと思い、バイクで出発!
◆アランヤプラテートへ
休憩がてらにプラチンブリ美術館を経由し、バンコクからアランヤプラテートまで260Km。
バンコクを出るまでに渋滞があり1時間。チャチュンサオ県から304号線に入る。 雨雲が薄く広がっているものの、晴れ間が見えてきた。
バーンパコーン川を越え、プラチンブリ県に入る。
そよ風が気持ち良い、爽やかな晴れ空。
◆プラチンブリ美術館
13時。バンコクから125Km。
願った通り、雨に降られずプラチンブリ美術館まで着くことができた。
入場料を払おうとすると、特別期間で無料だった。
入館して5分ほどすると、ザーッと凄い雨が降ってきた。
館内で案内をしている人が暇そうだったので質問すると、あれこれといろいろ教えてくれた。正直、専門的な内容をタイ語で説明され、50%理解できたかどうかというレベル。一生懸命に説明してくれるので、少し長居してしまい、結局、1時間半いて、美術館を出たのは14時半。
雨は止んでいた。
最終目的地のアランヤプラテートを目指す。
彼方には黒い雨雲かと思っていると、近づくにつれて晴れ間に変わったりと、空模様が刻一刻と変化する。
◆国境アランヤプラテート
17時30分。結局、アランヤプラテートまで、4度ほど雨に打たれ、国境に到着。
日が落ちた頃のアランヤプラテート国境の状況を見るのは初めて。タイへ買い出しや商売に来てカンボジアへ戻る商売人たちやカンボジアへの輸出通関待ち車両が続いている。
初日、バンコクから、プラチンブリ美術館に寄り、アランヤプラテート国境まで行き、ローンクルア市場をぐるっと回ってホテルまで、計294Kmを走った。
ホテルは、国境から意外と距離があり、国境から6Kmほど。ホテルから国境のローンクルア市場まで、電灯が無い区間も多く、歩いて行き来するのは無理だ。
初めて泊まるアランヤプラテートのホテルは、凄く綺麗で、設備も整っていた。
2018年10月21日(日曜日)
ホテルの朝食。アイテム数は多くはないけど、ヘルシーメニューもあり、しっかりしてる。
◆プラサート・サドック・コック・トム
観光初日は、メインのプラサート・サドック・コック・トムへ。
いい天気で、思った以上に日差しが強い。日焼け対策の薄手のジャンパーと手袋をホテルに置いてきたので、この日一日で思いっきり日焼けした。
◆プラサート・カオ・ローン
プラサート・サドック・コック・トムを出て、隣のブリーラム県に近い場所にあるプラサート・カオ・ローンへ。
畑を横目に、綺麗に舗装された道を行く。バンコクでは見ないような、色鮮やかな鳥が飛び交い、道には小型の蛇がチョロチョロ道を横切っている。
◆プラサート・ハン・サーイ
時間がまだあったので、アランヤプラテートの方へ戻りついでに、プラサート・ハン・サーイへ向かった。
残念ながら、私有地で柵がされていて見学はできず、見切りをつけて、アランヤプラテート国境のローンクルア市場へ。
途中、タイ国鉄東部線の最終駅アランヤプラテート駅に立ち寄る。
ローンクルア市場で見つけたベトナム料理店が丁度閉店して食事できなかったので、近くのBig Cへ。
流石、国境の町。カンボジアのナンバープレートを付けた車やバイクが多く停まっている。
バンテアイ・メアンチェイは、国境を越えたポイペトがある県。東隣はアンコール・ワットがあるシェムリアップ県。
国境を接する都市だけでなく、プノンペンのナンバープレートもある。商業目的で国境を行き交う通行証を持っている人なんだろう。
Big Cの店内では、カンボジア語の商品案内もあった。
この日は、バイクのメーター294Kmでスタートし、ホテルに戻った時は475Km。180Kmほどを走った。
2018年10月22日(月曜日)
この日は、アランヤプラテート国境から南側へ。
この日は、バイクのメーター475Kmでスタートし、ホテルに戻った時は648Km。やはりこの日も180Kmほどを走った。
2018年10月22日(月曜日)
最終日。サケオからバンコクへ。
途中、最後の観光ポイント、プラサート・バーン・ノーイへより、一気にバンコクへ。
途中、雨に降られることもなく、いい天気の中、長いツーリング。
バンコクに入り、Mega Bangnaを過ぎたあたりで、土砂降り。今回、旅の最後の洗礼で、ずぶ濡れになりながら、帰宅。
09:00 サケオのホテルを出発
10:00 プラサート・バーン・ノーイを出発
15:30 帰宅
6時間近いツーリングを終え、駐輪場に停めてバイクのメーターを見ると、ピッタリ900Km。バンコクの駐輪場から出て、戻るまで、丁度900Km。
思い切って長距離を行って、普段できないことをし、満足感のある旅だった。
次は、ミャンマー方面かな。
次回、長距離ツーリングへの覚書
- 半ヘルで、変に酷い日焼けをしたので、次回はフルフェイスのヘルメットか。。
- 終日外を走るのであれば、必ずグローブを付けて日焼け対策